携帯サイトにアクセスしてみる
携帯電話をあえて持たなかった時期が長かったので
その使い方なんかについて、いまさら聞けないことがたくさんあって
たとえば携帯サイトがどういうものであるかとか、
知ることもなく今までいた。
このあいだ帰省してパソコンのない部屋でしばらく過ごしてるときに
携帯電話でWebサイトにアクセスしてみようという気になった。
最近ハマっていた24のジャック・バウアーの影響が大きい。
彼は携帯端末を使いこなしてるわけだし、不勉強はいけない。
こういうものに接続すると通信会社にいかほど上納することになるのだろう。
S!ベーシックパックというサービスではパケットあたり0.21円で、
そのパケットはヘッダとかを含むのかどうか知らないけど、128バイトという、
まあ、ただみたいな印象を与える値段になっている。
とりあえずYahooにアクセスしてみるが、つながらない。
他のサイトはどうやらつながるようだ。
(後で調べてみたところによれば、ゴミがキャッシュされてて悪さをしてた)
いくつかのサイトにIDやらパスワードやらを記憶させていく。
これで、紛失でもしようならイタズラされることになる。
本体を暗証番号で保護することになるわけだが、
メールを確認なんかをするたびにこの暗証番号を入力することになるのだな。
みんなこんな面倒なことを励行してるのだろうか。
たいてい電話が着信したらすぐに応答しているようだから
セキュリティの意識は希薄なのかと思いきや
今、試してみたところ、電話の応答には暗証番号は要求されなかった。
そういえば、24では奪った携帯電話を使うことがいくつかあったが、
パスワードを要求されたシーンは1つしかなかったな。
さて、携帯サイトというものは、ディスプレイの小ささに対応してるだけでなく、
従量制でアクセスしやすいようにデータ量を抑えているのだ。
古きよきパソコン通信のころが思い出され好感が持てる。
ただし、料金がいくらになるかよくわからないので、
アクセスが必要になりそうなサイトのセットアップぐらいの使用にとどめておく。
そして、さきほどここ数日分の料金についてメールが届いた。
パケット代だけで3000円を超えている。
いったい携帯サイトの画面は何バイトあるのだろうかと思い返してみても、
この値段になるような内容に思い当たらない。
料金表を見直して、どうやらメールの添付ファイルの画像を見たのが
悪かったのかもしれない。気をつけないと。
とりあえず、常にインターネットに接続する立場になった。
これはジョージ・オーウェルの「一九八四年」のテレスクリーンを連想させる。
この「一九八四年」は読まれるべき小説であると意識しながらも
なんとなく読まずにすごしてきたのだった。
いまどき全体主義を批判する小説にはなかなか食指が動かない。
ビッグ・ブラザーによるハードな管理よりも、エレクトロニック・マザーによる
ソフトな管理が問題となって久しいのだ。
ところが、村上春樹の「1Q84」と、まるでそれに連動したかのような
新訳の登場で、機が熟したようになってしまった。
立ち読みしてみると、解説はトマス・ピンチョンの文章が使われていて
思わず購入してしまう。
実際に読んでみると、辛気臭い文明批判という感じではなく、
サスペンス小説として楽しめるリーダビリティの高いものだった。
それでいて、ジョージ・オーウェルの知的レベルの高さにより
いろいろ興味深い思考を味わうことができる。
この調子で、読むべきだと知りつつもその機会を失っていた小説、
たとえば「キャッチ=22」も読んでしまえるだろうか。
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