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2009/07/15

パソコンが立ち上がらないとき

ディスプレイが黒いままになっているのに気づく。
1週間ぶりぐらいにPCをリブートしてみたのだった。
なにかの画面が表示されているべきだ。
しかたがないので電源ボタンで無理やり落とす。

そしてもう一度、電源投入。
WindowsXPの起動画面になるところで画面が真っ暗になる。
電源を落として、再起動を繰り返す。
同じ結果にしかならない。

できるだけ穏便に修復したい。
データは失いたくないし、金も失いたくない。
マザーボードのボタン電池を交換することを思いつく。

購入時のことを思い出すと、このフロンティア神代のマシンは着荷不良で
サポートセンターの男は電池を交換するように告げたのだった。
そしてそれによって今まで無事に稼動していが
そろそろ交換の時期が来てもおかしくはない。

ボタン電池の価格は200円ほど。
これで直れば笑い話ですむ。
しかし、そううまくはいかない。
状況はなにも変わらなかった。

購入時に付いていたマニュアルやらCD-ROMやらを探し出す。
WindowsXPのインストール用のものがあった。
あんまり見たくはなかったものだ。
Cドライブの情報を失う可能性を暗示させるからだ。

たとえば友達のメールアドレスなんてものがCドライブに入っている。
それを失うということは彼らに連絡できないというだけではない。
自分にはどんな友達がいたのかが分からなくなるということだ。
人とのつながりを記憶するのは機械に任せればいい時代。

CD-ROMを挿入する。
できるだけ穏便に済ませよう。
メニューの中には修復という優しい言葉から
フォーマットという悲劇的な言葉までそろっている。

修復を選択するとAdministratorのパスワードが要求される。
そんなものは設定した覚えがないが、空のままEnterすると
間違っていると表示されるので、思いつくものをいくつか入力してみる。
3回間違うと最初からやり直しだ。

何度か最初からやり直して、この方法を断念する。
後で調べてわかったことだが、ある種のプレインストールモデルは
Administratorのパスワードを設定する機会を持っておかない限り
ここで修復というメニューを選べないのだった。

OSの再インストールを行うことにする。
データが破壊されないことを祈りつつ。
作業を進めると、増設したHDDにインストールできることに気づく。

これはちょっとした幸運なのだが、このドライブはデータを退避するよう
エラーメッセージが出るようになっていたので――壊れかけているらしいので
いくつかデータを退避しておうたため、OSが入りそうなスペースができているのだ。
このドライブから立ち上げられるのはそういう理由で時間限定ではあるのだが。

手負いの増設ドライブにWindowsは無事にインストールできたので、
ドライバのCD-ROMをから必要そうなドライバを入れていく。
だがネットにつながらない。LANのドライバがないのだ。
これではただの箱ではないか。
どうやってドライバを入手する?

Windows2000用のCD-ROMがあったのでそれを入れてみる。
ドライバと書かれたメニューを選ぶとLANの文字が見える。
期待せずにインストールしてみると、突然ネットにつながった。
これは二つめの幸運。

Cドライブを見に行ってみると、平穏な雰囲気で、
データは破損していなさそうだ。
ここのデータは他のドライブへ移す。
そのために使わなさそうなデータをDVD-Rに焼く。
数枚分の作業が必要だ。

4倍速のDVDだが4GBほどのデータを吸い上げるのに1時間ほどかかる。
USBのバージョンが1に戻ってしまっていたときはさらに時間がかかった。
そうやって何十GBかのスペースを開け、Cドライブのデータを移しているとき
愚かなことをやっていることに気が付く。
よく考えれば、退避すべきほんとうに大切なデータは少しだけで、
それ以外はごみのようなものばかりだった。

そしてCドライブにWindowsXPを再インストールする。
途中で、データを失うかもしれないという警告が表示されたが
クリアされたのはWindowsディレクトリ配下のデータだけのようだ。
大騒ぎしたわりにはあっけなく作業が済む。

デスクトップがあっさりしたものになる。
ユーザアカウントが変わってしまったのだ。
古いユーザアカウントのデータをコピーしてくると
おなじみの画面に戻った。

FireFoxを立ち上げるとブックマークはすっかり変わってしまっている。
IEのブックマークはインポートしたがそんなものはもう使っていない。
以前のFireFoxのブックマークはどこへ消えたのか。
丹精を込めて役に立ちそうなサイトを集めていたのに、
それがたとえばどのサイトだったのか、もうほとんど覚えていない。


うっかりしていた。
エクスプローラーの設定が隠しフォルダ非表示に戻っていたのだ。
ということで、Firefoxの設定用フォルダを発見した。

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