Pen 世界のコミック大研究
WEB上で評判になっているPen (ペン) 2007年 8/15号を買ってきた。世界のコミック大研究という特集記事が目玉だ。このところのマンガの起源は鳥獣戯画で……とかクール・ジャパンがどうとか、そういう日本をほめれば金になるというようなジャパン・アズ・ナンバーワン
以来のビジネスモデルが乱用されている中で、世界のコミックを特集してわれわれを啓蒙してくれるのでありがたい。
しかしながら、表紙に「Manga」の文字があり閉口させられる。こんな単語なんか世の中に必要ないのだ。ほかにもひっかかるところがあって、バンド・デシネがフレンチ・コミックのことなどという偉そうな注釈があったりする。どうしておフランスは人を嫌味で間抜けにするんだろうか。
しかし、そんなことはどうでもいいのだ。いったいこの図版の美しさはなんだ。この雑誌は、たったの500円なのだ。見たことのないものがたくさんあるのもうれしい。原点を探してということなので、古いものが多いのだ。古くても美しい。手塚治虫の有名な初期作品を思わせるような20世紀初頭の作品があったりするのも興味深い。
日本の最近のマンガの図版も少しだけ混じっているんだけど、こうして並べてみると日本のマンガのグラフィックデザインとしての魅力のなさが際立ってしまう。何が原因なのだろう。しかし、美しさに惑わされて洋書屋のマンガを衝動買いしてしまうことがしばしばあるものの、読んで面白いのは日本のマンガのほうなんだから不思議だ。
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